ウクレレ一人おやじバンド リメイクのブログ

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直木三十五についての 解説を読む

 

こんにちは。

朗読をやるようになって、まず 芥川龍之介の自殺直前まで 創作活動に対する生き方に圧倒された。そして ずいぶん 立て続けに、朗読を重ねている。

 

当然 芥川賞にも関心が移る。第1回 芥川賞次席 今 映画でも話題の人である「太宰治」にも そして 彼の作品にも興味が沸き、朗読を こちらも続けている。生き方も過激であり、芥川龍之介とは、また一味異なった狂気と 創作に対する情念を感じた。

 

そして、今回 ならば 直木賞とは、いかなるものか?という疑問が沸いた。当然 その賞のもとになった直木三十五とその作品を、朗読したくなった。

が、正直 あまり知らなかったので、少し長くなるが 尾崎秀樹の解説を引用させていただく。

本名 仇討ち   著者 直木三十五 株式会社 ケイエスエス

 

 

『 直木三十五、 人および作品

 

 直木三十五は昭和九年二月二十四日に入院中の東大病院でなくなった。満四十三の誕生日をすぎて間もなくのことだった。病躰にむちうち、数多くの作品を執筆し、忽然として逝った彼に対して、新聞各紙はその死を”武士の斬り死”にたとえた。多くの追悼文が寄せられたが、その多さでいえば、空前絶後だったのではないだろうか。 

 

 菊池寛、「(中略) 彼の本領は一個の大歴史小説家である。彼出でて初めて、日本に歴史小説が存在したと云ってもよい」と書いた。』p257

 

彼の作品の特徴の一つは、仇討ちである。この点について、ご本人は、次のように書いている。

『 「仇討十種」の巻頭に「仇討に就いて」と題し序文を寄せているが、これが仇討物についての作者の考えを吐露する形になっている。それによると直木三十三の名で「江戸物語集成」をまとめたいと企て、戦記、剣客伝、騒動物、怪談、世話物、(中略)などに分けて調べてゆくうちに、戦記、軍談

を他にすれば、いずれにも仇討物語がふくまれていることを知った。

(中略)

その意味では直木三十五の仇討物は、史実と巷談の間を埋めながら、その実相に迫った仇討研究の物語化であり、(中略) 日本的性格をきわめようとした史伝なのだ。』

p261

 

 この解説を読み 私の直木三十五への関心は、今 急上昇中である。

これから、ぜひ 作品を朗読してみたいと思う次第である。

 

 

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