読書日記 平家物語 流刑地にても 歌い遊ぶ力とは。。
少年少女古典文学館11 講談社
はい。こんにちは、現在 平家物語を追って 伊・韮山爺旅の途上にて候。。
カフェにて、平家物語 つらつら 読み続けておりましたら、平清盛さん全盛期結構 流刑地に飛ばしてはりますねえ。
みんな 都会の京から飛ばされるのはいやだーーー。と泣いてますねえ。
実際孤島に流された方々の中には、京へ帰りたいと。泣き続けて死んでゆきますねえ。
ところが、太政大臣だいじょうだいじん の藤原師長ふじわらのもろなが は、官職をうばわれて尾張の国へ流されたんです、どうも 琵琶やら和歌やらやって楽しく暮らしたとのことです。やっぱ アートの力はすごいですねえ。
ちょっと長いですが、引用させていただきました。
『
師長は、保元の時代に父が罪をおかしたことから土佐の国に流され、九年に都によびもどされて、もとの官職につき、その後太政大臣にまでなっていたのである。
九年間も土佐に流されたことのある師長は、こんど、罪もなく流されたことを少しも気にかけるふうがなかった。
学才と芸能を身につけた師長は、尾張の国へ流されると、鳴海潟なるみがた の海をはるかにのぞみ、月をながめ、潮風に吹かれながら、詩を口ずさんで琵琶をひき、和歌をつくり、楽し気に月日を送った。』 p117
人生かくあるべし。本日からさぼっていたウクレレ練習するぞ。。
リメイクおじさんの読書日記 目録
https://remake-ukulele.hatenablog.com/entry/2019/11/20/072749